「刑事ゆがみ」1話 を見た感想。

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刑事ゆがみ 1話 ネタバレ

いきなり弓神適当(浅野忠信)と(羽生虎生)神木隆之介の取調室での喧嘩が始まるw

あれ、刑事同士なのに?。。。

と思いきや、本気のシミューレションだったという。

 

弓神適当(ゆがみてきとう)は名前の通り、適当な刑事。

羽生虎生(はにゅうとらお)は法やルールに乗っ取ってきっちりやる刑事。

 

弓神には童貞童貞といじられているシーンは毎回吹いてしまいました。

女子大生押田マイの死亡事故(殺人の疑いあり)の捜査で、押田マイの痴漢被害と同時期に悪質ないたずらがあったことから

(マイ死亡前に、玄関のドアに赤いスプレーで落書きされていた。)

鉄道会社へと赴く弓神と羽生。

 

そこで羽生は中学の同級生坂木望(杉咲花)と再会し、心を踊らせます。

(弓神に童貞とバラされてキレるシーンも良かった。)

 

痴漢の現場にいた坂木望はマイの態度に違和感を感じていたことや、防犯カメラの映像から

マイの死亡前に、冤罪だけど痴漢をしていたと言われお金を巻き取られていた

エリートサラリーマンの沢谷(岡田義徳)へとたどり着きます。

(沢谷の妻は小倉優子だったw久しぶりにゆうこりんっぽいキャラの妻だった。)

 

沢谷は痴漢の言いがかりをつけられ、

警察沙汰にしない代わりにお金を払ったと言います。

 

なぜ痴漢をしていないのにお金を払ったのか?問いただすと、

エリートである沢谷はたとえ冤罪であっても、噂になったり名前が少しでも表に出る可能性があることの

影響をすごく気にしたため、弁護士や裁判、警察に行くことよりもお金を支払ってでもその場で収めたかったようです。

 

しかし、沢谷が犯人である証拠はつかむことができませんでした。

また、押田マイ(小倉優香)の犯人を探す過程で、

被害者の押田マイは友人の倉間藍子(大後寿々花)と痴漢冤罪で色々な男からお金を巻き上げていたことがわかります。

 

実は倉間藍子の父は過去に痴漢冤罪の疑いをはらせずに、父が自殺してしまったという過去があります。

なのに、倉間藍子は押田マイに痴漢冤罪でお金を稼ごうと焚き付けていました。

 

しかし、藍子より美人でスタイルの良い押田マイに

巻き上げたお金の取り分を多く取られることが段々耐えられなくなった藍子は

ネットの掲示板にマイの住所など個人情報を書き込んだりして、ウサ晴らしをしていたことを

弓神と羽生は突き止めます。

 

二人は藍子がマイ殺しの犯人だと、問い詰めていきます。

藍子は私は書き込んだだけでそこまで悪くない。

直接手を下してはいないけど、間接的にはマイを死なせたのにその態度はないだろうと、

羽生は怒り狂っていました。

 

ただ、藍子はマイ殺しの犯人ではなく。

むしろ今度は藍子が犯人に狙われているかもしれないという展開になります。

藍子の家の扉にも赤いスプレーで落書きがされていました。

 

掲示板で個人情報が晒されてしまったマイはスタンガンを護身用に持っていたこともわかりますが、

事件後マイの近辺からはスタンガンが見つかっておらず

藍子が犯人だった場合、スタンガンを持ち出す(隠す)なんてことはするだろうか?弓神は不審に思っているようです。

 

また、犯人が痴漢冤罪の被害者だった場合、つまり男性が犯人だった場合

いくら押田マイが強気の女性だったとしても、

夜に不審者を見つけた場合、犯人を追ったりできるものなのか?

知らない男だったら怖くて追いかけられないはず。

でも、もし犯人が女(知っている女)だったら追いかけられるのではないかと弓神は考えていたようです。

 

夜、弓神は羽生とバイト帰りの藍子を見張ろうとしますが、

弓神は現れません。

約束が違うと文句という羽生に、弓神は電話でパソコンがあるところに行けと言います。

駅にいた羽生は駅員室にパソコンを借りに行きます。

 

駅員室には坂木望がいて、テンションがあがる羽生くん。

望は、さっき弓神が来て羽生と二人で行ってきたらと映画のチケットをもらったと羽生に話します。

 

あの野郎、また。。。(知らないとこで望に会ったりしやがって)と思いつつも、

再開してからお互いに意識し合っている様子の二人は、映画に行く約束をしつつ

弓神から電話が教えられたサイトを見ると

藍子の誹謗中傷の書き込みや家の住所が書き込まれている掲示板サイトでした。

 

サイトを見ていると弓神から電話がかかってきて、

この書き込みや落書きの犯人は沢谷の妻(小倉優子)がやっているのではないか?と羽生に話します。

以前、沢谷の妻に会った際、夫を完璧な夫だと言っていた妻は、夫の名誉を汚され許せなかったのではないか?と考えているようです。

 

羽生は藍子の家に犯人(沢谷の妻)が落書きしにくる可能性があるので、

藍子の家を張り込みすることになります。

翌日は望との映画デートの約束があるため、渋々受け入れる羽生。

 

一方で弓神は、望に電話をかけて「羽生は大阪に出張になったからデートできなくなっちゃった。」と断りの連絡を入れています。

弓神は羽生に望とのデートをキャンセルしたことを伝えると、機嫌はさらに悪くなりますが、

仕方なく張り込みをすることにします。

 

その晩、藍子の家を張り込みしていると、フードをかぶった人物が現れ藍子の家のドアに落書きをする現場を目撃します。

羽生に気づいた犯人は逃げ出しますが、なんとか羽生は犯人を捕まえると。。。

 

なんと坂木望でした。

戸惑いを隠せない羽生。

 

実は弓神は望が犯人であることに気づいていて、

望をおびき出すために裏で動いていたのでした。

 

弓神が駅員室で羽生に見せた藍子の住所などの個人情報も載せていた掲示板は

羽生にしか見れないように設定されたサイト。

(望は羽生が電話で席を外した際にこっそりサイトを覗き込んでいた。)

 

羽生にしか見れないサイトというのは、

サイト作成時に検索では表示されない設定にできるので、

URLを教えたりしない限りたどり着けないサイト。(関係者以外の不特定多数の目には触れることがない。)

 

つまり、藍子の住所などの個人情報は外部には流出してないのに

犯人が現れるということは、望しかいないということになります。

 

 

弓神は、駅員室の掲示板に書かれた字(望が書いたと知っていた)と、

ドアに落書きされた文字が似ている、望が痴漢のでっちあげ犯であるマイ達への嫌悪感も会話の中から強く感じたことなどから、犯人が望である疑いを持っていたようです。

 

落書きの現行犯(マイの殺人事件の重要参考人)である望は、署に連行されます。

正義感が強いがために、マイたちの行為が許せなかった望の姿が映し出されます。

 

望は正しいことをしたと訴えます。

痴漢冤罪で騒がれて線路に飛び込んでしまった人や、

本当に痴漢されたのに、相談ができずに苦しむ人もいる。

そんな中で、マイたちは痴漢をでっち上げてお金を巻き上げ、駅の風紀を乱していた。

それが許せなかった、と。

 

弓神は「押田マイさんを殺したことも正しいことなの?。。。その手袋はいつ外すのかな?」と。

(この時点では望は落書き犯としてのみ扱われています。)

 

望はマイの殺人を否定しようとするも、

手袋をして必死に手を隠していることに弓神は気づいていました。

以前、弓神が駅員室でコーヒーをこぼした際に、望の手にかかってしまいましたが、

望は手袋(駅員がつけている白い手袋。)を外そうとしないのに違和感がありました。

 

その頃、羽生は望の家でスタンガンを探すように言われ、

望が持っていないことを心のどこかで願いつつも、スタンガンを制服のポケットから見つけてしまいます。

 

望が手を隠すのは、押田マイに追われた時にスタンガンで手に傷がついたためでした。

 

さらに弓神は沢谷が本当に痴漢常習犯だった証拠の映像を望に見せます。

痴漢冤罪だと思っていた沢谷は本物の痴漢。

弓神「それでもまだあなたのした行為は正義といえるのか?」

望の正義は崩れてしまいます。

 

犯行を認めた望。

命までは奪うつもりはなかったのに、マイの家に落書きをした際に

マイが落書きを見つけ、消そうとする姿を物陰から見ていたところ

振り返ったマイと目が合ってしまい追いかけられた望み。

 

追いつかれ、歩道橋の階段途中でマイにスタンガンを突きつけられてしまい、

望が抵抗するとマイが足を滑らせ、頭を打って死んでしまった。

これがマイ死亡の真相でした。

 

羽生は証拠のスタンガンを持って署に戻ってきます。

弓神は羽生に望を逮捕しろと言います。

羽生は「。。。できません。」と言いますが、

 

弓神「お前が逮捕しろ。法の則って捕まえるのがお前の仕事だろ。」

その場を後にします。

 

目をつぶっても良いような小さな犯罪や、情に動かされそうになる場面でも

羽生は断固として仕事を許さないことを信条にしている刑事。

(冒頭でホームレスのおじいさんの万引きを見つけた際に、じいさんも色々あるだろうし、今回はまあ良いだろと弓神は見逃そうとした。)

 

ここで冒頭のシーンが生きてくるとは流石の構成でした。

 

羽生は望の元に行きます。

お互い暗い表情を顔を合わせます。

 

望「今、何時?(時間を聞くと)映画終わっちゃったね」

 

羽生は逮捕状を見せて、望に手錠をかけます。

逮捕の報告書を涙を浮かべながら書く羽生の姿がありました。

 

犯人は逮捕できたけど、痴漢常習者の沢谷はお咎めなし(現行犯でしか逮捕できない。)

羽生も弓神も何かモヤモヤを残しているようです。

 

後日、満員列車に乗り込む羽生の姿がありました。

沢谷は。。。またしても痴漢をしています。

羽生が沢谷に近づこうとするも、なかなか沢谷の元へ進めません。

すると、沢谷のすぐ後ろには弓神が。

ニッコリと羽生に笑顔を見せるとピースをします。

 

第一話終わり。

 

刑事ゆがみ 1話 感想まとめ

これは予想以上に面白かったです。

弓神適当(浅野忠信)と(羽生虎生)神木隆之介のコンビ良いですね。

 

ドラマの雰囲気は明るい刑事ドラマで、弓神と羽生のクスッと笑えるコメディ調なんですが

事件の真相に迫っていく、推理とか捜査の描写もしっかりと作られていて

犯人は誰だ?えー、まじか!と、かなり楽しめました。

 

羽生と今回の犯人望はてっきり良い感じになって、今後もくっつきそうでくっつかない。

そんな展開を最初は予想していて

「お二人さん、香ばしいですなぁ。」とニヤニヤ見てたのですが、

犯人でしたからね。笑

やられましたよ。

 

ラストシーンも、最後は視聴者に想像させるような終わりになっているのも良いですね。

望に手錠をかけるシーンはなかったし、

逮捕後に羽生の心理を深く描写するシーンもなく、

 

痴漢冤罪や駅の秩序を守りたかった望の思いも胸に秘めて、

管轄外(彼ら本来の仕事外=ボランティアみたいなもの)と思われる沢谷の逮捕に向かったのかなぁ、と。

羽生の正義感と望の思いなどが絡み合っているような印象を抱かせました。

で、弓神さんも現場にいるっていうのが良い。

2話以降も二人の凸凹コンビの活躍に期待できる面白い1話でした。

 

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