このページでは洋画「パリ・オペラ座 「白鳥の湖」」についてまとめています。

 

目次

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」 あらすじとキャスト

2016年12月8日にパリのオペラ・バスティーユで撮影・収録された「白鳥の湖」を

劇場公開という形で日本初公開。

 

※画像は2009年上映のDVDです。

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」 あらすじ

ヒロインのオデット姫は花畑で花を摘んでいるところ、悪魔ロットバルトが現れ白鳥に変えられてしまう。

悪魔ロットバルトに操られたジークフリート王子は、現実世界で抱える結婚という問題から夢の世界へと逃げこむ。

今回上映されるヌレエフ版では、音楽との調和により悲劇的な結末を迎えながらも、ジークフリート王子の深層心理を深く描き、王子とヒロインに共感ができる構成になっている。

白鳥の湖とは

ロシアのピョートル・チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽、クラシックバレエ作品で

「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」と共に3大バレエと言われる作品の一つ。

 

古代スラブとスカンジナビアの神話から生まれた自然の力が引き起こす物語で

日本では「白鳥湖(はくちょうこ)」とも呼ばれています。

 

クラシック・バレエの基礎を築いたとされるマリウス・プティパが振付、演出を担当した当初の評価はさほど高くなかったものの、

プティパの弟子レフ・イワノフによって壮大な集団ダンスの表現や、

1984年にパリ・オペラ座バレエ団で振付師ルドルフ・ヌレエフによって王子の深層心理を深く描く表現などが高く評価され今日に至る。

 

これまでに様々な演出家によって、色々なパターンの白鳥の湖が作られており、

物語のラストも大きく2つに分かれ、ハッピーエンドで終わったり、悲劇的な結末を迎える最後がある。

 

ちなみに初版やプティパ版は悲劇で終わっている。

今回、上映されるルドルフ・ヌレエフ版では悲劇的な結末。

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」 キャスト

オデット/オディール:アマンディーヌ・アルビッソン

ジークフリート王子:マチュー・ガニオ

ロットバルト:フランソワ・アルミ

王妃:ステファニー・ロンベルグ

 

監督:フランソワ・ルシヨン

振付:ルドルフ・ヌレエフ

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」 公開日

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」の公開日は2017年11/3(金)です。

パリ オペラ座

白鳥の湖が公演されるパリにあるオペラ座も気になったので調べてみたので、

少しオペラ座についてもまとめています。

パリ オペラ座とは

パリにある歌劇場で、1875年に完成したガルニエ宮の呼び名として「パリ オペラ座」もしくは「オペラ座」と呼ばれている。

「オペラ・ガルニエ」とも言うそうで、私はこの呼び方がなんだか好き。笑

 

他には、オペラ座で公演を行うオペラ・バレエ団体の呼び名でも「オペラ座」と言われることもあるようです。

 

ローマやリヨンにもオペラ座がありますが、

「オペラ座」とだけいう場合は、パリのオペラ座のことを指すことが多いんですね。

パリ オペラ座 見学

「パリ オペラ ガルニエ」は演目を鑑賞しない場合でも、

見学ができたりもするようです。

 

自由見学ができるチケットが劇場で販売されていて、

内部を見学することができるそうです。

これはかなりの魅力。

 

日本語のパンフレットも用意されていて、

1時間程度のオペラ座見学ツアーが可能みたいです。

 

見所は

・シャガールの天井画

・グラン フォワイエと呼ばれる広いロビー。

・オペラ座のブティック(お土産やさん)など

 

グラン・フォワイエは見てみたいと思いました。

なんでもベルサイユ宮殿の「鏡の間」を超える黄金装飾が施されているようで

画像検索で見てみましたが、圧巻ですね。

 

グラン フォワイエの画像一覧

ベルサイユ宮殿 鏡の間の画像一覧

 

(結論は鏡の間も凄すぎて比べられないけど。。。笑)

写真を撮ったりすることも可能だそうで、

ぜひ自分の目で見て、記録にも残したい。

そんな魅力があるパリ オペラ座でした。

 

見学料は12ユーロとのことで、パリに行った時のために覚えておこう。

オペラ座ガルニエの入場料・見学日・基本情報ガイド

パリ・オペラ座 「白鳥の湖」 管理人の映画公開前コラム

今回、映画情報をまとめるにあたって「白鳥の湖」を色々と調べてみましたが、

いやぁ、実に奥が深いですね。笑

 

子供の頃から母親がたまに白鳥の湖の話をしていた記憶もあり、

作品自体は多少知っていましたが、

 

流石3大バレエの一つでもある「白鳥の湖」は

過去100年以上にわたって様々な解釈や演出、ダンサーの表現や評価を積み上げてきた作品ということもあり

なかなかうまくまとめられている気がしません。

 

ですので、私が調べたことを踏まえて、

今回日本の映画館で上映される

2016年12月8日パリ オペラ・バスティーユ「白鳥の湖」に関して思ったことを書こうと思います。

白鳥の湖 ヌレエフ版

振付師ルドルフ・ヌレエフ版というところに魅力を感じました。

というのも、ヌレエフ版の白鳥の湖は

⇒エンディングの救いの無さ

 

王子の深層心理を深く描いていて、

結末も悲劇的な構成になっているのが特徴。

私はこの部分に興味を感じました。

 

当初の白鳥の湖の結末は悲劇的な終わりだったそうですが、

近年(といっても、1937年ごろ〜)では

ハッピーエンドで終わる白鳥の湖がかなり主流だったようで

 

私が子供の頃に知っていた白鳥の湖もやはり、

終わりは王子の愛の力で悪魔ロットバルトを倒して無事にハッピーエンドというものでした。

 

ですので、悲劇的な結末を迎えるバージョンに興味を持ちました。

(オリジナル版である元祖の結末が悲劇だったというのも大きい。)

 

そして、その悲劇的エンドを強く表現したのが

このヌレエフ版だと私は受け取ったので

(間違っていましたらごめんなさい。)

見てみたいなぁと。

 

とはいえ、なかなか実際に劇場に足を運ぶかといえば

そうではないかもしれません。

 

ただ、子供の頃から劇場に連れていってもらったり、

演劇やミュージカルも好きなので、

きっと一度見たらハマってしまう可能性は大いにありそうなんですよね。

 

「大人の楽しみ」として、いつの日か最高峰の「白鳥の湖」を

直に見たいと思います。

せっかくなら、パリのオペラ座で見てみたいものです。

 

2017年の公開映画一覧